宝くじとギャンブル依存症について
宝くじで人生一発逆転したいと考える人がいるのは当然の事だと思います。
お金があれば人生を大きく変えることが出来ますし嫌な仕事から抜け出せます。
もちろん宝くじは簡単に当たる訳ではないですし、夢を買うというぐらいなので当たったら夢を叶えたと言えるレベルでしょう。
宝くじもジャンルとしてはギャンブルに分類されますが「宝くじ依存症」というのは聞いたことがありません。
パチンコなどと比べれば確率は低くても当選金額は桁違いなのでお金が欲しいだけならパチンコ依存症の人と同じぐらい宝くじ依存症の人がいても不思議ではありません。
私も何度か宝くじを購入したことはありますがパチンコみたいにハマったりはしませんでした。
パチンコと宝くじで何が違うのか。
私は大きな違いとして「ゲーム制」と「成功体験」が関係していると思います。
パチンコは各メーカーが台を製造しパチンコ屋へ卸しています。
製造メーカーは多数あり、会社同士なので当然ながら人気機種を作ろうと日々競争しています。
つまりパチンコをしていて楽しいと思えるような台を考え抜き、選ばれた台だけがパチンコ屋に並んでいるので面白いのは当然なのです。
その楽しいゲーム制がパチンコ依存症になる人を誘発しているのです。
次に宝くじとパチンコの違いとして成功体験をした人数の違いがあります。
人の脳は成功体験をすると良い記憶として嫌な記憶より脳に残りやすくなると言われています。
嫌なことを忘れられずに覚えていると人間は生きていけないので防衛本能として嬉しい事は忘れにくく、嫌な事は忘れるようになっているんです。
パチンコは大小あれど1日打っていれば何度も大当たりを経験し、最終的に赤字でも大当たりを経験したという記憶だけは残ります。
逆に宝くじは当選確率の低さから、満足する当たりを経験した人なんてそうそういません。
成功体験が無いので宝くじ依存症と言われるまでハマる人がいないのでしょう。
宝くじもジャンルとしてはギャンブルですが生活に支障が出ない程度であれば、購入してもギャンブル依存症になる可能性は限りなく低いので気分転換に購入するのはアリだと思います。